元引っ越しアルバイトが教える、一番得する当日のお礼の渡し方

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私は大学時代、6ヶ月と短い間でしたが引っ越しのバイトをやっていました。
CMをやっているような大手です。

まぁ特に夏はひどかった。

熱中症で毎日倒れていく新人・・・
そして倒れた人数分だけ周りに負担が・・・

それはそうと、
仕事をしていると、お客さんから色々とお礼の品をもらうことがあるのですが、

「作業員をもっとコキ使える、お礼の渡し方があるのになぁ」

と思うことが多々ありました。

小さいことなのですが、せっかくお金を払ってお願いしているのですから、少しでも良いサービスを受けたいですよね。
そこで、引っ越しの当日、作業員に対する接し方のポイントをまとめました。

もし引っ越しをする際には、参考にしていただければ幸いです。

前提 当日の作業員をうまく動かす大切さについて

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作業員の質は信頼できない

正体は、そこらへんの高校生ですからね

「プロなんだから、しっかり丁寧にやってくれるはず!」

と思っている方が多くいらっしゃるとおもいますが、残念ながらかなりのバラツキがあります。

なぜなら、どんなに大手でも作業員にはバイトが多く含まれているからです。
その上、引越し屋さんはキツいので入れ替わりがめっちゃくちゃ激しいです。

「まだ数回しか経験していません」

みたいな新人が含まれている可能性が大変高い。

例えば、3人で来たとすると、
1人:社員かベテランバイト
1人:中堅バイト
1人:新人バイト

だいたいこうなります。

引っ越しバイトは高校生OKのところが多いので、
そこらへんの高校生が作業に関わるわけです。

作業員の質は、正直ピンキリです。

疲れるとどーでもよくなってくる

引っ越しの作業員は、1日に2件、多い時には3件回ったりもします。
一番多かった日で、1日に4件ありましたが最後は完全にへばり切っていました。

もしあなたの引っ越しが午後ならば、あなたのお家に来る作業員は、別の現場をこなしてから来ているんです。

1件目が普通のお宅ならいいのですが、

  • エレベーターが無いくせに3階建の3階
  • カートが使えない構造
  • アホみたいに本が多い

とか厳しいお宅だったりすると、1件目で死んでます。

作業員が残念だったり疲れていると、やっぱり荒くなる

ミスが増える

作業員が残念だったり、疲れ果てていたりするとミスが増えます。

・大きな荷物を天井にゴツン
・トラックから下ろす時に別の荷物が落下
・荷物が別の部屋に運び込まれる

そしてそれらの多くは、あなたの目がとどかないところで発生し、何もなかったこととして処理されます。

ほぼバレませんからね。

うまく手を抜く

いわゆる、

「ま、いっか」

が増えます。
作業員も人ですからね。

例えば、
・重すぎる荷物を引きずる

・大型家具や家電の微妙な位置調整を怠る

・一つ一つの荷物の上げ下ろしが雑になる

などです。

トラックから部屋の中まで全てを見張ることは不可能です。
どうしても、作業員のやる気、質、良心頼みになってしまう部分が出てきてしまうんですね。

うまく作業員にやる気を出してもらう

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「作業員にしっかり動いて欲しい」

そのために必要になるのが作業員に渡すお礼の品です。

経験者にしかわからないことですが、

「大変でしょうが、よろしくお願いします」

と言われながらお礼の品を渡されたりすると、やる気がすんごい出ます。
すると、

・丁寧にやってあげよう
・位置を使いやすいように調整しておこう

などと、大きく行動が変わって来るわけです。

しかし、お金をあげる必要もないと思うんです。
コスパが悪いです。

ポイント1. お礼はペットボトルの飲み物がベスト

一番嬉しいのがペットボトル飲料です。

中身は、夏であればスポーツドリンクが無難です。
夏場は本当に汗をかきます。
私は2Lの水筒を持って行っても足りませんでした。
1人2本あげても喜ばれるでしょう。

それ以外の季節であれば、スポーツドリンクの他、水やお茶、炭酸飲料が含まれていてもいいと思います。

夏以外でも、基本的には冷たいものにしておきましょう。

もしもうちょい何かあげたい!とするならば、
休憩中にパクっと食べられるお菓子も一緒に配ってあげるのも良いと思います。

しかし、他のものは場合によってはちょっと困る場合もあります。

まず果物です。
食べきらないと悪い気がしますが、手汚れるし、そんな今食べたくないし・・・
みたいな微妙な感じになります。
次の現場があることを考えると、果物をそのまま一緒に持っていくってなかなか辛いですし。

お弁当もリスクが高いです。
好みがある上に、既に買ってあったりしますからね。
加えて、荷物を持って走り回った後なので、そんなにお腹が空いていなかったりするわけです。

もしお弁当を買ってあげようとするならば、
作業員がまだお弁当を買っていないことを確認した上で、お弁当屋さんのチラシを見せて個別に選ばせるところまでやるべきです。

ポイント2. お礼は始まる前か、最初の休憩で渡す

作業が終わってからお礼の品を渡す人が結構いらっしゃいます。

大変もったいない。

作業員は、お礼をもらうことで、やる気が出るわけです。
できれば最初の挨拶時に渡しましょう。

やる気が段違いです。

もしくは、最初の開始時に

「飲み物とかもしよかったら買おうと思っているんだけど、希望あります?」

とか甲斐甲斐しく聞いてあげて、1回目の休憩時に持って行ってあげましょう。

また、渡し方ですがベストは作業員一人一人に手渡しです。
それも、
「重いものいっぱいで申し訳ないですが、よろしくおねがいします」
的な感じで言葉を添えてあげると、それはそれはやる気が出るわけです。

好感度を稼いだぶん、使う

開封しやすい位置にダンボールを指定して運んでもらう

以前、こんな現場がありました。

収納する部屋に対象のダンボールが積み上げられていくんです。

積み上げながら、
「これどうやって荷ほどきするんだろう」
と思っていました。
箱を開けても、片付ける先に他の箱が積まれているわけです。

まさに積んでいますね(二つの意味で!!!!!)

作業員は荷ほどきを経験しないので、荷ほどきを考えない搬入を行うことがあります。
あなたは、それを阻止するために逐一お願いという名の指示を飛ばすわけです。

その時、お礼をくれている人だと
「面倒臭いけど、まぁこの人ならいいか」
となるわけです。

ちょっと積まれてしまっていても、
「これだと荷ほどきできないから、ちょっとずらしてくれね?」
とお願いしましょう。

そうしないと荷ほどきする前に、全て一度移動し直す、なんて悪夢が待っている可能性があります。

大物家電や大きな家具の微妙な位置調整をしてもらう

作業員が配置する荷物について、いちいち確認してられないですよね。

しかし、最低でも
「ひとりで動かせない大きなもの」
の位置だけはチェックしておきましょう。

例えば

  • タンスの後ろの隙間はどの程度がよいか
  • 冷蔵庫が曲がっていないか
  • 本棚は本当にそこでいいのか

タンスや洗濯機の微妙な位置の調整は、1人でやるのは本当に大変です。
もし気がかりがあるのであれば、作業員にお願いしてしまうべきです。

おわりに

夏が始まりまして、引っ越しバイト辛かったなぁと思い返します。

特に、もし夏に引っ越しを行う予定があるようでしたら、ぜひ、作業員には優しくしてあげてください。

相当つらいですからね。